大鵬は、生前  「若いころ、巡業で日本中を回り、いろいろな人との出会いがあった。それが今日の私を支えてくれている。」 と口癖のように言っておりました。

  当時(昭和44年)は売血から献血への移行期で、献血された血液を患者の元へ届ける血液運搬車が全国で不足していることを知った大鵬が、 「大鵬の名前で社会に恩返しをしたい」と立ち上がりました。


写真は、昭和44年6月19日、日赤本社で行われた記念すべき第1回 贈呈式。
1号車、2号車の目録を手渡ししている様子です。
「大鵬慈善ゆかた」などを販売し、その収益を元にして
・1967年 (昭和42年)〜1968年 (昭和43年):老人ホームや養護施設にテレビを寄贈。
・1969年 (昭和44年)〜2009年 (平成21年):日本赤十字社に血液運搬車「大鵬号」を寄贈。
血液運搬車の寄贈台数は、合計70台 。全国に「大鵬号」を走らせることが夢で、 この夢が叶ったこともあり、2009年(平成21年)9月の70台目の贈呈を区切りにこの活動を終えました。

  2013年、70台の「大鵬号」も時を経て、現在活躍しているのは、全国で6台となりました。何とか、大鵬号を走らせ続けたい!大鵬の想いを走らせ続けたい!今はそんな気持ちでいっぱいです。
皆様、ご協力よろしくお願いします。

有限会社大鵬企画 代表取締役


献血運搬車の役割
・ 輸血用血液製剤を医療機関に届ける。
・ 献血された血液を赤十字血液センターに運ぶ。
・ 適正に走行でき得るうちに車両の更新が必要。
・ 車両台数は全国に約800台配備。

献血の必要性について
血液は人間の体の中でしかつくれない。
・ 輸血用の血液製剤は全て国内の献血。
・ 大半は高齢者の医療に使用。
・ 今後少子高齢化により需要と供給のバランスが崩れることが懸念。
・ 輸血用血液は長期間の保存ができない。
※赤血球製剤 21日間
※血小板製剤 4日間
※血漿製剤 1年間







Copyright:©TAIHO-KIKAKU all rights reserved